くらし情報『ブラック部活動問題も…「#教師のバトン」で見えた、教育現場の過酷な現状』

2022年8月27日 20:30

ブラック部活動問題も…「#教師のバトン」で見えた、教育現場の過酷な現状

また、休日やプライベートの時間を割いて子どもたちの指導にあたらないといけない、ブラック部活動問題もあります。近年は、子どもたちのメンタルヘルスの状況が悪化し、教師の負担を大きくしています。デジタル化や、コロナ禍では消毒や感染対策も先生方の肩に重くのしかかりました。

「#教師のバトン」であぶりだされたさまざまな不満は、現場のニーズです。現場の声を国は、具体的な政策にぜひ落とし込んでほしいと思います。

部活動の指導に関しては、土日は地域のスポーツ教室に委託する動きも出てきています。しかし、社会経験の豊富な人が、教員免許を持っていなくても1~2コマの授業を担当できるなど、外部参入の障壁を低くする抜本的な改革も必要なのではないかと思います。

そもそも教育に潤沢な予算をかけないから、数が足りずに教師に負担がかかっているという指摘もあります。
OECDのなかで日本は、教育費がGDPに占める割合が平均以下。これを改善しないと疲弊した状況は変わりません。みなさんもぜひ「#教師のバトン」で現場の声を知ってください。
ブラック部活動問題も…「#教師のバトン」で見えた、教育現場の過酷な現状


堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。

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