2022年8月25日 21:00
ストリッパーが経験した「最悪の48時間」…全米でバズった実話ツイートが映画化
それが各人物像にも反映されているように感じました。たとえば、ゾラはおそらくステファニのことを好きではないけれど、ある面ではリスペクトしていて、それはXに対しても同じような感覚。いっぽうで、デレクは頭が悪そうに描かれていますが、たまたま彼がゾラに見せた姿がリスペクトできないものだったから、ああいう描き方になったのだと思います。
―では、ゾラに対して監督はどのような印象を受けましたか?
監督彼女は、いろんなことを計算できるキャラクターだと感じました。残念ながら女性は社会的な立場や仕事において、自分が望まない状況に追い込まれることがあるので、そういうときにどうやってここから抜け出せるのかを瞬時に考えなければいけませんからね。特に、相手が男性の場合は怖いと感じることもあるかもしれませんが、そこでいかに頭を働かせられるかが大事かなと。そういう意味では、ステファニのほうがゾラよりも頭が回るので、彼女に対してリスペクトをしているように感じました。
がんばったことがあれば、きちんと祝福すべき
―また、効果音や構成など、細かいところまでこだわっていたと思いますが、なかでも観客に注目してもらいたいポイントがあれば教えてください。