2023年10月15日 18:00
ベスト8に悔し涙も…なでしこジャパン、W杯は「多くの愛をシェアした大会だった」
同じ目標を持った仲間と想いを共有できたことが大きな力を生み出した形だ。だが、チームは決勝トーナメント1回戦でノルウェーを下しながら、続くベスト8でスウェーデンに敗戦。そして大会はグループステージで日本が圧倒したスペインが制した。だからこそ夢破れた準々決勝の結果に悔しさが募る。
「みんなで一つになって戦えた。本当にいいチームだった。このメンバーで優勝したかった」
大会後、選手は口をそろえてこう語っていた。なでしこジャパンの世界一を目指す旅路は、パリ五輪へと続いていく。
チーム一丸となって夢をシェアしながら頂点を目指した日々は、チームにとって必ずや未来への糧となるはずだ。
猶本 光(三菱重工浦和レッズレディース)
お互いを尊重することで一つのチームになれました。
グループステージ第2戦のコスタリカ戦で先発、W杯初ゴールを決める。若手選手も多かったなか、豊富な経験を活かし、チームのまとめ役としても存在感を発揮した。「代表ではクラブとは違い、短期間でチームを作り上げる必要があるので、まずは一体感を持つことにフォーカスして挑んだ大会でした。そのためには、お互いの良さや特長を理解し、尊重することが重要だと感じていて。