闘病生活を送りながらVTuberとして活動 もりのこどく「全ての人が生きやすい社会に」
アニメ調のビジュアルとキャッチーなキャラクターを活かして配信を行うVTuber。難しい話題も柔らかく伝えられる発信形式、そして自らの個性を最大限活用して、「知ってほしい」を語る人たちをご紹介します。ここでは統合失調症当事者でもある、もりのこどくさんに注目!差別や偏見をなくし、当事者の居場所を生み出した功績で「SDGs岩佐賞」第1回医療の部を受賞しています。
【もりのこどく】統合失調症について、当事者目線で発信!
高校生のときに統合失調症を発症したもりのこどくさん。闘病生活を送りながらVTuberとして活動。また、メタバース空間に統合失調症当事者が安らげる居場所として「もりのへや」を開催。統合失調症当事者のみならず、多くの人に積極的にアプローチしている。
――ご自身の「個性」はどんなところだと思いますか?
こどくは統合失調症の症状で、幻覚に「死ね」とずっと言われていて、何度も死にかけたことがあります。
だから、いま生きていることに感謝し、みんなに「生きててくれてありがとう」と伝えることが、こどくの個性であり、存在理由だと思っています!
――発信方法にVTuberを選んだ理由は?
VTuberは若い人がよく見るコンテンツなので、統合失調症の好発年齢である10代~20代に見てもらいたくて活動を始めました。