くらし情報『川島明「『あしたのジョー』がなければ、芸人になっていなかったかもしれない」』

2024年3月20日 19:00

川島明「『あしたのジョー』がなければ、芸人になっていなかったかもしれない」

そんな成長物語を読むのが初めてで、こんな主人公もいるんだと衝撃を受けました。力石と戦い、彼が亡くなって生きる目標を失い、長いスランプ期間に陥りますが、その長さや行動の描写はめちゃくちゃリアル。一度どん底まで落ちたことで、カーロス・リベラと戦って野性を取り戻すというその後の展開がよりドラマティックになるし、深みも増すんですよね。

本作がなければ芸人になっていなかったかもしれないと思うくらい背中を押してくれた作品で、自分がブレていると思った時に読み返します。

『あしたのジョー』
原作/高森朝雄漫画/ちばてつや
矢吹丈が、力石徹やホセ・メンドーサなどの強敵と戦い、葛藤しながらも成長する様を描く。魅力あふれる登場人物、名台詞や名場面がめじろ押しの、ボクシング漫画の金字塔。講談社コミックス全20巻各385円/講談社©高森朝雄・ちばてつや/講談社

『ピンポン』ペコとスマイル

川島明「『あしたのジョー』がなければ、芸人になっていなかったかもしれない」

川島明「『あしたのジョー』がなければ、芸人になっていなかったかもしれない」


復活をとげたペコと幼馴染みのスマイルの決勝戦に胸打たれます。
主人公のペコは天才でありながら、次第に、どんどん潰れていきます。彼がいなくても卓球界は当たり前に回り続けるけれど、彼を意識しているドラゴンやアクマなどの選手たちみんなが、ヒーローの戻りを待望し続け、復活するというストーリーがすごくいい。

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