デビュー9年目、藤原さくら「今でも一番好きなアーティストはポール・マッカートニー」
メジャーデビューして9年。俳優としても活躍する藤原さくらさんの、音楽を始めたきっかけやクリエイティブなマインド、新しいアルバムの制作秘話などについてうかがいました。
スモーキーでありながら透明感も併せ持ったその声色は、心を落ち着かせてくれる独特な魅力を放つ。曲のリリースを続けながら映像作品にも出演し、俳優としても活躍する一方で、ポッドキャスト配信を行うなどエネルギッシュに活動している藤原さくらさん。5枚目となるアルバム『wood mood』をリリースした。
――素敵なタイトルですね。
ありがとうございます。今までは、いろんなアーティストのみなさんと1~2曲ずつ作って一枚のアルバムにまとめていたので、楽曲が出揃った後に「こういうアルバムになったな」とタイトルをつけることが多かったのですが、今回は曲を作り始める前から森の中にみんなを連れていくような雰囲気のアルバムにしたいというイメージがあって。
見たことのない植物や、聞いたことのない鳴き声の鳥がいて、それが次第に心地よく感じられるようになった時に、差し込む光に導かれて森を抜けるようなイメージがまず浮かびました。それで『wood mood』というタイトルに。