2024年4月24日 22:00
SHISHAMO「気を張っていた時代があったからこそ、今の私たちがある」 3年ぶり新作アルバム
言葉から得られる情報以上に、聴いた人の頭の中で情景が広がるアレンジや演奏を大事にしていて。特に6曲目の『ハリボテ』は、それを体現できた楽曲だと思います」(宮崎)
「私は13曲目の『恋じゃなかったら』がお気に入りです。最後に3人で歌うパートがあるんですけど、これは今までのSHISHAMOの曲ではなかった。あと、9曲目の『なんとなく。』以降からトーンが暗くなっていく分、アルバムのラストを『恋じゃなかったら』が飾ることで、前を向いて作品を締める感じがいいなと」(吉川美冴貴・Dr)
「最高速度」「私のままで」「きらきら」の歌詞には「自分を見つめ直し、誰かの真似ではなく“等身大の自己”を受け入れる」というメッセージが散見される。これは10代から戦い続けてきた彼女たちの導き出した、一つの答えだという。
「やっぱり女3人でバンドをやるのは、周りから先入観を持たれやすい。そういうことと戦っていた時期もありましたし、“なめられちゃいけない”“もっと尖っていなければ”と、ピリピリしていた時期もあって。
でも自分たちが信じる音楽を続けてきて、それが自信になってからは、すべてのことを楽しめるようになったんです。