2022年8月9日 19:30
心療内科に通い、結婚にも子育てにも夢を持てない私が妊娠…。「産みたくない」というと彼は…!?
そして「私も年齢的にできることは限られているけれど、出来る限りの手伝いをするから、産んでみたらいいと思う」と賛成してくれました。私はパートで仕事をしていたので、その後は職場の上司にも、結婚すること、妊娠していること、産むつもりであることを伝えました。上司も、いっしょに働いている人たちも、私の体調などを心配しながらも応援してくれると言ってくれました。
私は、出産とは母親と子どもの問題なのだと、無意識に思い込んでいたのだと思います。だから全部を自分が背負わなくてはいけないのだと感じて自分ひとりで決めようとしていました。けれど、赤ちゃんを産むまでの道のりは、ひとりで進めなくてもいいのだと知りました。心配なことや、不安なことはまわりに頼ったり、聞いたりしても大丈夫だと。私にとっては、新しい家族のカタチです。
産むのは母親にしかできませんが、そこまでの道のりを、家族やまわりの人たちに助けてもらって、そうして赤ちゃんとの対面は叶うのだなと私は知ったことで、産むことを決意しました。でした。子育ては大変ですが、あのとき産むことを決意してよかったと思っています。
著者:福島 総子
7歳と10歳の元気な兄弟の子育てに四苦八苦の毎日を送りつつ、趣味の読書や映画鑑賞を活かしての記事執筆を続けています。
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