くらし情報『おばあちゃんとたわむれるお友だちをじっと見つめる長男。その姿に私は責任を感じて…』

おばあちゃんとたわむれるお友だちをじっと見つめる長男。その姿に私は責任を感じて…

目次

・何度も「ごめんね」と思う私
・心の中で葛藤している長男
・私がしなければならないこと
・著者:岩見 エリ
おばあちゃんとたわむれるお友だちをじっと見つめる長男。その姿に私は責任を感じて…


私はフランスで4歳と2歳になる男の子を育てています。子どもたちには、近くに祖父母がいません。ある日、友人一家と食事会をしたとき、お友だちが祖父母にかわいがられている姿を見た長男は、少し寂し気な表情になっていました。祖父母という存在に戸惑う長男の姿を初めて目にし、悲しくやるせない気持ちになった私。それと同時に、私が長男にしなければならないことに気づいたときのお話です。


おばあちゃんとたわむれるお友だちをじっと見つめる長男。その姿に私は責任を感じて…


おばあちゃんとたわむれるお友だちをじっと見つめる長男。その姿に私は責任を感じて…


何度も「ごめんね」と思う私

複雑な親子関係が原因で、周囲にまったく親族がいない環境で子育てをしている私たち夫婦。今まで「子どもたちにおじいちゃん・おばあちゃんの存在がない環境を与えてしまって申し訳ない」という気持ちにぶつかってきました。

それでも、私たち夫婦は「私たち親が子どもたちを目一杯愛してあげれば大丈夫」とポジティブに考えるように努力をしてきたのです。


心の中で葛藤している長男

ある食事会で、いつも長男をかわいがってくれている知人のおばあちゃんがいました。そのおばあちゃんは、久しぶりに会った孫娘を膝の上に乗せて歌を歌ったり抱きしめたりしていたのですが、長男は「2人が楽しそうだから、近づきたいけど近づけない」

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