2023年11月20日 17:00
「話せなくなるとか反則だよ…」植物人間となった祖母の隣で泣く私にまさかの事態<わたしの3人の母>
10代で結婚した両親のもとに生まれ、2人姉妹の次女のこだころ.さんは、4人家族と父方の両親の6人暮らしで3歳の時に両親が離婚。おばあちゃん子として育ちます。無職の父はある日、りーと名乗る18歳の女性を連れてきて再婚。気性が激しく嫉妬深い性格のりーは、実母の写真を燃やしたり子どもに容赦なく手をあげたりしますが、母の実家のお金目的で月1の母との面会が許されます。しかし母にも新しい男性の存在ができ、やがて子どもの妊娠を機に産みの母との面会は途絶えます。母と会えなくなっても祖母がいつもやさしく支えてくれました。しかし、中学になるとこだころ.さんも反抗期を迎え、祖母を遠ざけるように。ほとんど家に帰らなくなり、高校も受験せず通信に通いながらバイト生活。
ある日、預けていた免許の貯金にまつわるトラブルでイライラしていたこだころ.さんは、心配してくれる祖母に辛く当たってしまうのですがーー。
「うるさい!ほっといて!」
まさかこれが最後の会話になるとはーー。脳梗塞で倒れた祖母は病院に運ばれ、駆けつけた叔母から祖母は娘である自分や息子よりもこだころ.さんのことを心配していたと聞かされました。
祖母はなんとか山場を乗り越えますが、医師から意識は戻ることはないと告げられるのでした……。