高校生のころ、イケメンで俳優活動をしている井場矢(いばや)先輩と運命的な出会いをした成瀬雪さん。在学中は交流のなかった2人ですが、卒業後に偶然再開し、連絡を取り合うようになります。しかし、井場矢先輩には不穏な噂があり……。著者・岡田ももえさんの知人の体験談です。
恋愛シュミレーションゲームみたい
一緒に映画を観た雪さんと井場矢先輩は、カフェでお茶をします。その際、雪さんは思い切って「どうして自分に連絡先を聞いたのか」と質問してみたところ、井場矢先輩の答えは……。
※正しくは「恋愛シミュレーションゲーム」
高校時代、廊下ですれ違った際に雪さんのペンを拾ったことで、彼女に一目惚れしたという井場矢先輩。「かわいい」「モテるでしょ」とも言われ、思ってもいなかった話をされた雪さんは呆然としてしまいます。
そして頭の中では、自分が主人公で恋をする相手として井場矢先輩が登場する恋愛シミュレーションゲームを妄想。ボーっとしてしまい、「雪ちゃん、大丈夫?」