2016年2月9日 19:30
“映画オタク”タランティーノのこだわり!フィルム撮影は「特別な魔法が訪れる」
(Photo:cinemacafe.net)
クエンティン・タランティーノ監督初の本格密室ミステリーとなる長編第8作『ヘイトフル・エイト』。このほど、愛あふれる“映画オタク”として知られるタランティーノ監督が、全米公開時にも話題を呼んだ70ミリフィルムでの撮影について、その思いを明かしてくれた。
舞台は、南北戦争直後のある山の上のロッジ。登場人物は吹雪で足止めを食らい、一夜をともにすることになったワケありの7人の男と1人の女。そこで起こる殺人事件。ぶつかり合う“嘘”と“嘘”、やがて浮かび上がる予想外の“真相”。雪の密室に閉じ込められたクセ者8人のうち、生き残るのはいったい誰!?
オープニングからすべての会話と視線、何気ない身振りに巧妙かつ緻密な伏線が仕掛けられ、タランティーノ印のブラックな笑いと過剰なアクションがかつてない密室ミステリーを彩る本作。先日の第73回ゴールデン・グローブ賞では、巨匠エンニオ・モリコーネが「作曲賞」を受賞。
第88回アカデミー賞では、怪演を見せるタランティーノ作品初参加のジェニファー・ジェイソン・リーの「助演女優賞」ほか「作曲賞」「撮影賞」(ロバート・リチャードソン)