2016年11月10日 17:30
美容師と盲目の少女の恋の物語『ちょき』、レコード入りパンフ発売へ
12月3日(土)より公開される吉沢悠と新星女優・増田璃子主演の映画『ちょき』。本作で、吉沢さん演じる主人公の美容師がレコードを大切に聴いていることから、映画のオリジナルサウンドトラックをレコードにし、パンフレットをレコードジャケットに封入する形で発売することになった。
自然豊かな和歌山市の商店街にある美容室”HATANO”。レコードとコーヒーが好きな波多野直人(吉沢さん)は美容師を、妻・京子(広澤草)は美容室の2階で書道教室をしていた。7歳の瀬戸サキは、その書道教室に通っていた問題児だが、京子はサキを自分の娘のように可愛がっていた。直人と京子の間に子どもはいなかった。
時は経って10年後、1本の電話がかかってくる。それは10年前のある事件以来、会っていなかった成長したサキ(増田さん)だった。
彼女は視力を、完全に失っていた。そして直人も最愛の妻・京子を5年前に亡くしていた――。
小さな街の小さな美容室を舞台に、盲目の少女と美容師のおじさんの、ていねいで、愛おしい、小さな恋の物語を描く本作。劇中、美容師の直人は、いまは亡き妻と買ったレコードプレイヤーでレコードを聴くことを大切にしているという設定があり、映画の世界観を踏襲し、サウンドトラックもレコードでの発売となった。