2019年10月24日 14:00
ベルリン映画祭2冠 新人監督が描く『37セカンズ』Netflixで海外配給も
第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門の最高賞となる観客賞と国際アートシアター連盟(CICAE)賞をW受賞し、まもなく開幕する第32回東京国際映画祭のJapan Now部門にも選出されている、HIKARI監督の初長編デビュー作品『37セカンズ』が2020年2月より公開決定、特報映像と場面写真が解禁となった。
生まれたとき37秒間呼吸が止まっていたことが原因で、手足が自由に動かない身体になった主人公・貴田ユマ(佳山明)。親友の漫画家のゴーストライターとして働く彼女は、自分の作品として出せないことへの寂しさや歯がゆさ、そしてシングルマザーでユマに対して過保護な母・恭子(神野三鈴)との生活に息苦しさも感じていた。
自分にハンディキャップがあることをつきつけられる日々だが、23歳の女性としての望みもある。そんな思いの狭間で揺れる中、ある出来事をきっかけに、ユマの人生は大きく変わり、自らの力で“新しい世界”を切り開いていくことに…。
本作は、自己表現を模索しようともがく中で、様々な人たちと出会い、成長していく女性の物語。ベルリン国際映画祭やトロント国際映画祭を始めとする世界各地の映画祭から招かれ、今年の第32回東京国際映画祭Japan Now部門にも選出。