ディズニー『白雪姫』のモーションモデルを務めたマージ・チャンピオンが死去 101歳
水曜日(現地時間)、ダンサーで女優のマージ・チャンピオンが亡くなった。享年101。息子のグレッグ・チャンピオンが「Times」誌に明かした。
マージは1919年9月2日に誕生。父はハリウッドの著名なダンス・バレエ教師アーネスト・ベルチャーで、教え子にフレッド・アステアやシャーリー・テンプルなどがいた。父がウォルト・ディズニーと友人であったことから、マージは1937年にディズニーのアニメ映画『白雪姫』の白雪姫のモーション(動きの)モデルを務めることに。
同作に携わっていたアニメーターたちは全員男性で周囲に若い女性がいなかったため、ヒロインの白雪姫の動きをどのようにリアルに描くかが課題になっていた。そこでマージがドレスを着たりして動きを見せたのだという。
その後、マージは『ピノキオ』のブルー・フェアリー、『ファンタジア』のヒヤシンス・ヒッポのモデルも務めた。振付師としての才能も発揮し、1975年に『Queen of the Stardust Ballroom』(原題)で振付賞を受賞している。
私生活ではディズニーのグーフィーのキャラクターを作ったアニメーターのアート・バビットと1937年に結婚するが、わずか3年で離婚。