2021年8月23日 16:00
日本社会で“ハーフ”と呼ばれる青年描く『WHOLE/ホール』「映画を通してこの問題に触れるべきだと」
そこで当事者であり、映画づくりをしている僕たちが、映画を通してこの問題に触れるべきだと考えました」とウスマンさん。
「脚本は特に10代後半の僕の経験をベースにしています。当時の僕は建設関係の仕事をしていたので、脚本制作時は尼崎と神戸でもう一度現場の仕事をし、当時を思い出しながら自分のルーツを再確認しに行きました」と振り返って語る。
そして、「この映画は僕にとってとてもパーソナルな作品です。脚本を書くにあたり、あらゆる感情を吐き出し、また自分探しをした作品です。映画を見に来てくださる方には、ぜひ寛大な気持ちでいてもらいたいですし、シンプルに映画を楽しんでもらいたいです」とメッセージを寄せている。
『WHOLE/ホール』は10月15日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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