2022年8月6日 17:00
ウクライナの革命を本物のアスリートと映像で紡ぐ『オルガの翼』予告編
ロシアがウクライナ侵攻を開始する9年前、親ロシア派大統領の追放につながった革命に翻弄される15歳の体操選手を描き、第74回カンヌ国際映画祭でSACD賞を受賞した『オルガの翼』。日本版予告編と場面写真が解禁となった。
2013年、ユーロマイダン革命直前のキーウ。欧州選手権出場を目指しトレーニングに励む15歳の体操選手オルガは、親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領の汚職を追及するジャーナリストの母と共に何者かに命を狙われる。身の安全のためウクライナを離れたオルガは、父の故郷スイスのナショナル・チームに。
SNSを通じ、変わり果てた街や家族・友人が傷つく姿を遠くから見るしかないオルガ。しかし彼女も欧州選手権に出場するために、ウクライナの市民権を手放さなければならず――。政情が刻々と変化しオルガの心は大きく揺れる。
夢を持って祖国を離れた15歳の少女は、この苦境をどう切り抜けるのか。
デモ参加者が現地で撮影した緊張感とプロのアスリートが生み出す迫力と躍動感
マイダン革命の映像は、全て実際にデモ参加者がスマートフォンで撮影した映像を使用。また、主人公オルガを演じるアナスタシア・ブジャシキナは2001年ルハンシク生まれ、欧州選手権出場歴のある本物のアスリート。