2023年6月3日 12:00
『ウーマン・トーキング』サラ・ポーリー監督、対話は「一縷の希望」
すると語る。
この物語において、「意見を異にする人同士が、新たな世界と新たな道を創造するためにじっくりと腰を据えて話し合う様」を見せることが重要だと話し、「そういう議論が可能であるということが一縷の希望となります」と思いを明かした。
また、本作の公開に際し、著名人からのコメントが到着。女優・芋生悠は「彼女たちは話し合う。沈黙は無い」と納屋での対話のシーンを語り、「映画の中に存在するのは希望に満ちた女性たちだ」とサラ監督が映像中でも語った「一縷の希望」に焦点を当てたコメントを寄せる。
映画・音楽パーソナリティの奥浜レイラも、「女性たちは一枚岩ではないが、対話を積み上げることで同じ未来を見つめる」と同様にコメントを寄せる。6月13日(火)開催の公開記念トークイベント付き上映の登壇ゲスト・清水晶子(東京大学総合文化研究科教授)は「女性たちが、お互いに言葉をかわし、お互いの言葉に耳を傾ける中から、現在とは異なる未来の可能性を想像し、それを実現していく。フェミニスト的な希望を語るユートピアの寓話」と評価している。
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』はTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開中。