2024年3月28日 20:00
24年後の再会シーンは俳優たちも初対面『パスト ライブス/再会』特別映像
2人は撮影まで実際に顔を合わせないという手法をとったそうで、その理由としてグレタ・リーは2人が会う「その瞬間がどんなものかしっかり捉えたかったから」と語っている。
セリーヌ・ソン監督「私はその効果を心から信じていた」
また、本作でメガホンをとったセリーヌ・ソン監督は本映像で、ノラの初恋の相手ヘソン(ユ・テオ)とノラの夫・アーサーが初めて出会う特別なシーンも、実際に2人が初めて会う瞬間だったこと、さらにそのファーストテイクがとても上手くいったため本編に採用されていることを明かしている。
アーサーを演じたジョン・マガロもこの時のことを「実験的な手法を使った」と語っており、「ヘア・セットやメイクの時もお互いを避けていました。私たちは一度も会わなかったし、話をすることもなかったんです。台本を読み返す時も、ノラとヘソンのシーンは読まないようにしました」と徹底した挑戦的な撮影であったことを明かした。
ソン監督は、「彼らが決して遭遇しないようにしたスタッフの功績は大きいですね。制作進行的には少し負担がかかることでしたが、私はその効果を心から信じていたんです」と撮影をふり返る。
さらに監督は、本作を“20年以上に渡り2つの大陸をまたがるラブストーリー”と位置付け、12歳のソウルと36歳のニューヨーク「2つの世界が重なりあう様子を見ることができたのがとても印象的」