2024年4月24日 12:40
少女とナニーの深い愛の絆を描く フランス映画『クレオの夏休み』7月12日公開
(アニエスベー アンファン)のコーディネートで登場
撮影当時5歳半だったルイーズは、公園で遊んでいたところを偶然見出された演技未経験者にも関わらず、豊かな感情表現と存在感で世界中から絶賛を集めた。
監督は、本作が長編単独監督デビューとなる新鋭マリー・アマシュケリ。幼い頃にナニーの女性に育てられた実体験を、彼女への感謝の気持ちを込めて物語にしようと思い立ったことが本作の始まりだという。愛にあふれた物語の中に、移民の女性がナニーとしてフランスの少女を育てるという、現在の欧州にみられる経済格差の構図も潜ませた。
また、製作は『燃ゆる女の肖像』のLilies Filmsが務め、主要スタッフはほぼ全員が女性。揺れる幼い心象風景がアニメーションを交えた映像で綴られ、誰しもの心の奥にある“子どものころの記憶”を呼び起こし、優しく包み込んでくれる、夏休み映画にぴったりな一作となっている。
解禁となった映像では、グロリアの故郷で夏休みを過ごすクレオが、初めての冒険を父親に報告しようと嬉しそうに手紙を書いているワンシーンが切り取られた。
そしてビジュアルは、満面の笑みを浮かべるクレオと、彼女を慈しむように見つめ抱きしめるグロリアの親密な姿を捉え、深い愛情が伝わってくる多幸感に満ちた一枚となっている。