2020年4月14日 06:00
コロナ禍で苦境の若手芸人、ライブ&バイト休止で無収入も「希望はあります」
●口をそろえて「辞めちゃう人が出てきそう」
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、さまざまな職業が打撃を受けているが、その中でも死活問題に直面しているのが、まだテレビでの活躍が少ない若手のお笑い芸人たちだ。メインの活動の場であるライブが休止を余儀なくされ、アルバイトの仕事もないという状況が続いている。
それでも、いつか来る活動再開に向けて、SNSを使った発信やネタ作りなど、前向きに日々を過ごしているのだという。お笑いコンビ・こじらせハスキーの橋爪ヨウコ(太田プロダクション)に、話を聞いた――。
○■舞台に立てない不安
テレビへの露出が少ない若手芸人たちがネタを披露し、芸を磨く場でもあるライブ。この会場はまさに“3密”の典型で、現在は一切開催されていない。
「50人とか100人規模のお客さんの小さなライブは、やらなくてもいいと感じる方も多いと思うんですけど、芸人は舞台に立ってないと、しゃべる間や、頭の回転、瞬発力が衰えてしまうんじゃないかと、すごく不安になるんです。私たちには大事なものなので、『あ、なくなっちゃう…』と思いましたね」と振り返る橋爪。
それでも、大阪のライブハウスでクラスターが発生したというニュースを知って、まだライブ開催が続いている状況の中で、いち早く出演自粛を申し出たという。