2014年10月10日 12:19
Symantecが分社化、セキュリティと情報マネジメントを別会社に
米Symantecは10月9日(米国時間)、セキュリティと情報マネジメント(IM)の2つの事業をそれぞれ独立した企業として分割する計画を取締役会が承認したと発表した。これは「両分野で成功するために個別に戦略を立てて進めていくことが必要」という判断に基づくものとなる。
同社は、戦略と組織構造のレビューの結果、セキュリティとIMについて、独立した企業として戦略を立てて実行していくことに決定したという。これにより、成長の機会、研究開発への投資、製品化にフォーカスし、独自の提携などの戦略を柔軟に進めることができ、コスト削減も見込めるとしている。
セキュリティ事業には、コンシューマーおよびエンタープライズ向けエンドポイントセキュリティ、エンドポイントマネジメント、暗号化、モバイル、SSL証明書、ユーザー認証、メール/Web/データセンターセキュリティ、データ損失予防、マネージドサービスなどが含まれる。これらは同社が元々強みとする分野であり、会計年度2014年は42億ドルの売上高を計上している。
同事業は分社化により、「SymantecとNortonの脅威情報を統合したセキュリティプラットフォームの提供」