2014年10月16日 11:57
東京都・上野動物園にいる、あの"動かないことで有名な鳥"に会ってきた
テレビやインターネット上、そして動物好きや鳥好きの間で「動かない鳥」との愛称で知られ、一部で人気が高まっているハシビロコウ。アフリカ中東部などに分布し、体長は1.2メートルほど。体重は5キロ程度で、羽を広げると2メートルにもなる比較的大きな鳥だ。
首都圏では上野動物園や千葉市動物公園などで会うことができるが、一体どんな生活をしているのだろうか。そして本当に「動かない」のだろうか。実際に会いに行ってみた。
上野動物園のハシビロコウの展示エリアは、西園・池之端門から入って比較的すぐの場所にある。広い柵の中に草木が生い茂っていて、屋根部分が緑の網に覆われているので見つかりやすいはずだ。
さっそく柵の中をのぞいてみると…。少し怖そうな目つきでこちらをじっと見つめている1羽が見つかった。「ハシビロコウ」の名前は「クチバシが広く大きいコウノトリ」という由来の通り、大きなクチバシと灰色の羽、細長い足が特徴的だ。
他にも数羽のハシビロコウがいたので、しばらくの間じっと観察してみた。確かに動きはのんびりゆったりとしていて、他の小さな鳥のようにせわしなく動き回ったりはしない。ただ、全く動かないというわけではない。