2015年2月23日 11:46
アラフォーで結婚する2人へ (11) アラフォーの老後、年金って頼りになる? - 電卓のススメ
35歳以上の結婚・出産が増えています。人生の持ち時間は長くなったけれど、生涯収入の手取りは減少傾向、社会の変化も激しい時代です。常識にとらわれ過ぎないお金との向き合い方を考えます。
○老後の生活設計は、やはり公的年金がベース?
アラフォー世代にとって、気になることのひとつは、老後生活をするようになったとき国の年金制度がどれくらい頼りになるか、ではないでしょうか?
結論から言うと、正社員の共働き夫婦にとっては、100%公的年金に寄りかかることはできないけれど、そこそこ頼りになると言えます。片方がパート、無職、自営業だと、正社員の共働きよりは厳しくなるので(夫婦合わせた受給額か少ない)、ある程度の自助努力が必要です。どちらも自営業なら、今からしっかり自助努力で準備しておかないと公的年金だけでの生活は難しいと言わざるをえません。
老後生活のため準備しておきたい金額は、働き方や暮らし方などにより違いますが、それぞれの状況に合わせて事前の準備が必要なことは同じです。また、公的年金が崩壊するのではないかと考える人もいるようですが、多分、その心配はいりません。
公的年金制度を維持するためにこそ、痛みを分け合って、つまり一人一人の受給額を減らそうという制度改正が行われているのです。