2015年4月24日 11:22
不明ロス率0,15%削減! - 流通BMSとEDIの連携で大幅コストカットを実現
岐阜県多治見市に本拠地を置くバローグループは、スーパーマーケットやホームセンター、ペットショップ、ドラッグストアや調剤薬局といった小売業を中核に、施設運営・メンテナンスなどのサービス、食品の卸売り・生産、物流など、中部地方を中心に幅広い事業を展開する。地域社会への貢献を念頭に、“住民にとってなくてはならない存在になること”が同社の目標だ。
バローグループ各社は、取り扱う商品やサービスの違いこそあれ、生産から物流・小売りという事業の流れにおいては、手法や仕組みが共通する部分も多い。そこで同社は、特にITシステムにおいては「資源および情報の共有による有効活用」という方針で、投資を抑えつつ事業規模の拡大を目指すという手法を採っている。
グループを形成する中核企業の1つである中部薬品で、システム部 部長を務める古川哲也氏によれば、この方針に従って、各IT担当者も積極的に連携を図っているとのことだ。
「小売業界は決して楽な状況にはなく、過度な値引き競争が企業を消耗させる原因にもなっています。私たちは、個々の小売業ではなくグループ全体で流通業へと進化して、各社の連携を競争力に繋げたいと考えています。