2015年4月24日 11:22
不明ロス率0,15%削減! - 流通BMSとEDIの連携で大幅コストカットを実現
流通BMSとWebEDIの双方を選択的に利用できることは、数多くの取引先を持つバローグループにとっても重要なことだった。また、バローグループの主要な商圏である中部地方ではChainFlowのシェアが高く、多くの取引先にとって馴染み深いというのもポイントとなった。
第三の要件は、サービスとしての柔軟性である。バローグループ各社は、共通項こそ多いものの、それぞれ固有の条件やニーズが存在する。共用するからといって個別対応がいっさいできないようでは、利便性が大きく損なわれてしまう。ChainFlowは、富士通システムズ・ウエストが独自に開発したシステムであり、メンテナンスも同社が行っている。ASPサービスとしての利用であっても、細かなカスタマイズに対応してくれることは、大きな魅力であった。
実際のシステム導入後は、取引先が流通BMSとWebEDIを自由に選択できるような仕組みを設けた。
古川氏によると、中部薬品の取引先のうち、対応が困難な数件を除いて導入が完了しており、43%が流通BMSを選択し、57%がWebEDIを選択したという。このことからChainFlowが従来の流通BMSと新しいWebEDIの双方で、問題なく対応していることがわかる。