2015年7月9日 13:40
好調なセキュリティ市場、2014年はサンドボックスが急拡大した年に - ITR
アイ・ティ・アール(ITR)は7月8日、企業向けセキュリティ製品の市場調査をまとめた最新レポート「ITR Market View:不正アクセス対策市場2015」を公開した。
レポートは、ファイアウォール/UTM(統合脅威管理)、IDS/IPS(不正侵入検知システム/不正侵入防御システム)、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)、URLフィルタリング、Webゲートウェイ・セキュリティ、サンドボックス型ゲートウェイ・セキュリティ、DDoS対策、Web改ざん検知の全8分野、国内47ベンダーへの調査に基づく市場動向と分析をまとめたもの。
主なトピックとしては、国内サンドボックス型ゲートウェイ・セキュリティ市場が拡大したことを挙げられている。2014年度の売上金額は47億円、前年度比74.1%増と大幅に伸びており、その背景には近年の標的型攻撃の拡大とそれに伴う被害の深刻化により、注目度が高まっていることがある。
現在市場は、ファイア・アイとトレンドマイクロの2社が大きなシェアを占めて牽引しているが、ほかのベンダーも続々と製品を投入しており、市場の2014年度から2019年度までの年平均成長率(CAGR)