2015年7月14日 10:23
東京都、広域交通ネットワーク計画で臨海部と品川に地下鉄構想
試算により、羽田アクセス線と蒲蒲線を整備した場合、需要が競合することから、蒲蒲線の収支採算の確保に課題があるという結果が出たという。同様に、羽田アクセス線と都心直結線を整備した場合も、両路線の収支採算性の確保に課題があるとの結果になった。
東京臨海地域の交通需要に対応する路線は、東京8号線延伸(豊洲~住吉)、ゆりかもめ延伸(豊洲~勝どき)、JR東日本羽田アクセス線、都心部・臨海地域地下鉄構想の4路線が比較された。
ゆりかもめ延伸(豊洲~勝どき)と都心部・臨海地域地下鉄構想を整備した場合、需要が競合することにより、ゆりかもめ延伸(豊洲~勝どき)の収支採算性の確保に課題があるという試算結果が出た。
一方、東京8号線延伸と羽田アクセス線は、都心部・臨海地域地下鉄構想とは需要が競合せず、試算では、収支採算性に影響はないという結果になった。
検討の結果、「整備について優先的に検討すべき路線」として、以下の5路線が抽出された。その5路線については、整備効果と今後の課題について、検討される。東京8号線延伸(豊洲~住吉)
東京12号線延伸(光が丘~大泉学園町)
多摩都市モノレール延伸(箱根ヶ崎方面)