くらし情報『日立メディコ、超電導MRI装置向け故障診断「Sentinel Analytics」提供開始』

2015年9月13日 11:29

日立メディコ、超電導MRI装置向け故障診断「Sentinel Analytics」提供開始

日立メディコ、超電導MRI装置向け故障診断「Sentinel Analytics」提供開始
日立製作所の子会社である日立メディコは9月11日、超電導MRI装置の冷凍機の故障とその原因を事前に検知する新たな保守サービス「Sentinel Analytics」の提供を10月1日から開始すると発表した。

同社では従来、IoTシステムである「Sentinelカスタマーサポート」を利用し、装置の各種センサーデータに閾値を設定した上で超電導MRI装置の冷凍機の状態監視を行っていた。しかし、閾値判定では故障予兆の把握が数日前になり、故障発生後に交換修理を行う事後保全となる場合があり、MRI装置を使用できないため検査が実施できなかったほか、緊急修理による保全コストが増加していたという。

同サービスは、故障発生の数ヵ月前に故障の予兆を検知できるため冷凍機が故障する前に計画的に部品の修理・交換が可能で、故障を回避する予知保全を実現できる。例えば、技術者の経験・ノウハウに基づくデータ分析では検知が難しかった微量な液体ヘリウムの減少を、いち早く検知することができ、故障予兆診断が可能となる。

同サービスを試験的に導入した結果、導入前に比べてMRI装置が故障により使用できない時間(ダウンタイム)を16.3%低減した。

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