2015年10月6日 09:00
「やせホルモン」は存在する! 医師に聞く効果的なダイエット法
いつの時代も、世の女性はスリムな体形にあこがれを抱くものだ。とはいえ、現実の世界にはおいしいものが満ちあふれており、ついつい食べ過ぎてしまい理想とはかけ離れてしまうことも。そんなときは、ホルモンをうまく活用して「太りにくく、やせやすい体」を作ることを推奨したい。
今回はホルモン補充療法などを行うAACクリニック銀座の院長・浜中聡子医師に、ダイエットに活用したいホルモンについて伺った。
○早食いが太る理由
「早食いをすると太る」という言葉を昔からよく耳にしているかもしれないが、その理由を正しく説明できる人はあまり多くないだろう。その答えは、「食欲抑制ホルモン」とも呼ばれている「レプチン」というホルモンにある。
私たちの脂肪細胞からレプチンが分泌されると、大脳の視床下部を介して「もうおなかがいっぱいだ」という指令を出して、食欲を抑制するモードへと体を切り替える。と同時に、筋肉や肝臓へ働きかけて、摂取したエネルギーを消費させようとする。
つまり、レプチンが働くことで余分なカロリー摂取を控えられ、かつ摂取したカロリーを消費しやすくなるのだ。
「血中にレプチンがあった方がやせやすいと言われていますが、レプチンは食事から20~30分後に分泌されるため、早食いはダメなのです。