愛猫とまばたき我慢ゲームをしてみてください。ほとんどの方が負けるはずです。パッと見、猫はまばたきをしないように見えますが、実際には猫もまばたきをしています。
○まばたきの回数はかなり少ない
古い研究では18.5秒に一度まばたきをすると報告されています。猫もまばたきはするものの、1分に約3回とその回数は少ないです。また、猫は1回のまばたきのスピードが動物の中でかなり遅いと記述されています。
○まばたきの回数は状況によって変化する
まばたきの回数は、他の猫と相対しているときや獲物を狙っている間は減少します。病院の猫を観察したところ、30秒に一回くらいが平均的な回数だった一方、5分以上しなかった猫もいました。
その猫は緊張した顔つきをしていたので、不慣れな環境(病院)が関係していたのだと思われます。
○第三眼瞼のおかげ
猫のまばたきが少ない理由の仮説として、第三眼瞼の存在があげられます。第三眼瞼とは、猫の眼の内側にある白い膜のこと。猫の眼が開いているときはほとんど見えません。
○猫は涙の量が人より多い
この第三眼瞼のおかげで、猫は涙の量が人と比べて多いです。涙の量を測るシルマー試験という検査があります。