2015年10月8日 11:00
日本マーケットに注目! - 企業の海外展開を支援するメキシコ人女性の働き方
グローバルに活躍する企業が世界的に増えているが、会計基準の違いや人材確保など、現地法人の立ち上げには多くの労力がかかるのも事実。メキシコ人のレニさんは、企業が海外で会社を設立するためのサポートが仕事。成長著しいアジア諸国、とくにシンガポールや中国へと進出を考えているイベロアメリカ(かつてスペインとポルトガルの植民地だった国々)企業の、スムーズなビジネスの船出を後押しするのが仕事だ。南米とアジアに横たわる15時間の時差を物ともせず、少しの工夫で子育ても仕事も充実させる彼女に話を聞いた。
■これまでのキャリアと今の仕事について教えてください
メキシコのクエルナバカ市で生まれ育ち、大学ではコミュニケーションを専攻しました。大学在学中の夏休みに、何となくイタリア語を学んでみたいとペルージャに2カ月半滞在。これが後に私の人生で大きな意味を持つことになりました。
大学卒業後、修士号を取るためにフランス・ボルドーへ。
必修だった1年間のインターンシップ先として、パリの広告代理店を選びました。そこでクライアントから、中国や香港のマーケットの話を毎日聞かされ、アジア文化を体験したいという思いが強くなり、インターンの残りの半年は交換留学制度を使って香港で過ごすことに決めました。