くらし情報『国立科学博物館、人類は進化の過程で劇的な小型化を経ていたことを確認』

2015年11月20日 10:53

国立科学博物館、人類は進化の過程で劇的な小型化を経ていたことを確認

国立科学博物館、人類は進化の過程で劇的な小型化を経ていたことを確認
国立科学博物館は11月19日、フローレス原人の歯の詳細な形態比較解析を行った結果、身長1.1mほどの同原人が、身長1.7~1.6mほどのジャワ原人あるいはその仲間から進化したことを示す重要な証拠が得られたと発表した。

同成果は、同博物館のの海部陽介 人類研究部 人類史研究グループ長、同 人類研究部 人類史研究グループの河野礼子氏、PhD candidate in archaeology, University of WollongongのThomas Sutikna氏、インドネシア・国立考古学研究開発センターのE. Wahyu Saptomo氏、Jatmiko氏、Rokus Due Awe氏らによるもの。詳細は、総合科学電子ジャーナル「PLOS ONE」に掲載された。

フローレス原人の化石は2003年に約2~7万年前の地層から発見されたが、これまでの猿人から原人に至る進化過程での人類の大型化の流れに比べ、身長が1mほどと小型であること、脳の大きさも猿人から原人に至る過程で倍増したが、フローレス原人のものは猿人並でしかないことなどから、フローレス原人が最初期の原人たアフリカに居た猿人の子孫であるとする説や、一度大型化したジャワ原人が孤立した島で矮小化したものである説など、さまざまな仮説が提唱され、研究が進められている。

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