くらし情報『職場復帰後の配置転換はマタハラになる? - 労働問題専門の弁護士に聞いた』

2015年12月18日 11:00

職場復帰後の配置転換はマタハラになる? - 労働問題専門の弁護士に聞いた

と、その影響の大きさを語った。

一方で、最近増えていると感じているのが「職場復帰後」のトラブルだという。新村弁護士によれば、退職や契約社員への切り替えを勧められたり、本人にとって不利益な配置転換を迫られたりしたという内容の相談が多いとのこと。このうち配置転換に関しては「職場復帰後、必ず元の配置に戻さなければいけないという明確な法律はないため、違法かどうかが争いになりやすい」と課題を述べた。

○マタハラにあっていると感じたら「録音」を

厚生労働省は法律で禁止されている行為として、「解雇」や「雇い止め」のほかにも、「人事考課で不利益な評価を行う」「仕事をさせない」などをあげている。しかし、自分が受けたものがマタハラにあたるのか、あたるとしてもどう解決したらいいのか分からないケースが多いのではないだろうか。

これについては、労働局の雇用均等室に相談することを勧めた上で、「雇用均等室で解決が得られなかった場合にも諦めずに、弁護士を頼ってほしい」と語った。さらに、紛争解決の場で大事になってくるのが「証拠」だという。
「マタハラとわかるような言葉の内容が、証拠として具体的にわかる"録音"が有効」

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