2015年12月25日 09:13
有給1日で海外、「時間がない」を言い訳にしない旅行術 - 『3日もあれば海外旅行』
「本当は旅行に行きたいけど、まとまった時間を確保できないのでなかなか旅行に行けない」とこぼす会社員は少なくない。
時間が有り余っていた学生時代と比べると、会社員が余暇に避ける時間は限られている。仮に残業が一切なかったとしても平日は1日8時間程度働くために割かなければいけないし(残業のことまで考慮に入れると労働に割かれる時間はさらに多くなる)、通勤や食事、家事、睡眠にも時間をとられることを考えると、自由に使える時間は決して多くはない。平日は家と会社の往復と家事などで終わり、週末も半分ぐらいは平日の疲れを癒やすことで終わってしまう。こんな状況では、とてもではないが旅行になど行けるはずがない。
こういう現実に直面すると、日本も外国のようにバカンスでまとまって30日程度の休みが取れる国になればいいなと思わずにはいられない。しかし、いくら嘆いても現実はなかなか変わらない。それならいっそのこと開き直って、長い休みが確保できなくても実現できる旅行の方法を模索していったほうが前向きでいいかもしれない。
本書『3日もあれば海外旅行』(吉田友和/光文社新書/2012年11月/760円+税)には、そんな時間がない日本人が旅行を最大限楽しむためのヒントがたくさん詰まっている。