くらし情報『電力小売自由化目前! 過熱する首都圏の需要争奪戦の現状【前編】』

2016年1月14日 09:30

電力小売自由化目前! 過熱する首都圏の需要争奪戦の現状【前編】

電力小売自由化目前! 過熱する首都圏の需要争奪戦の現状【前編】
●残された“低圧”領域もいよいよ自由化
2016年4月に開始される“電力小売自由化”に向け、市場へ参入表明している各企業の動きが慌ただしくなってきた。

今回自由化されるのは、一般家庭や小規模事業者、商店といった“低圧”に分類される部分。ちなみにオフィスビルや百貨店、大規模工場などの大口需要家向けの“特別高圧”、中規模ビルやマンション、スーパー、一般的な工場などに向けた“高圧”はすでに自由化されている。つまり、4月に自由化されるのは残された最後の領域で、今回の施策が電力“全面”自由化と呼ばれるのはそうした意味合いからだ。

低圧とはいってもこの市場の価値は大きい。経済産業省によると、一般家庭と小規模店舗で約8,400万件にのぼり、金額ベースでは約7.5兆円に達する巨大市場。2015年12月28日現在、119社にものぼる小売電気事業者が名乗りをあげているのもうなずける。とくに参入事業者がねらいを定めているのが、もっとも電力需要が大きく、これまで東京電力が寡占してきた首都圏の市場だろう。


そんななか、以前から市場参入を表明していた東京ガスが、2015年12月24日に電力料金プランをリリースした。

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