くらし情報『秋田県に浸透する「家庭学習ノート」とは - 子どもの学力を上げる秘訣』

2016年2月15日 11:47

秋田県に浸透する「家庭学習ノート」とは - 子どもの学力を上げる秘訣

○少人数学級で行う秋田流の探求型授業

そして「規則正しい生活」、「家庭学習ノート」の活用を背景とした「家庭学習の習慣」に続き、秋田の教育の3つ目の特徴としてあげられるのが、「少人数学級で行われる探求型授業」だ。学校質問紙の結果によると、「児童生徒自ら学級やグループで課題を設定し、その解決に向けて話し合い、まとめ、表現するなどの学習活動を取り入れましたか(89.7%)」(+16.7)、「算数・数学の授業においてチームティーチングによる指導を行いましたか(81.8%)」(+17.1)、「将来就きたい仕事や夢について考えさせる指導を行いましたか(92.1%)」(+19.7)などで全国平均を大きく上回る回答があった(かっこ内の数字は小学6年生の全国データとの比較)。

こうしたきめ細かい指導を可能にしているのが少人数学習だ。県は2001年度以降15年間で約92.1億円の事業費をかけ、これまでに小学校1~5年生と中学校1~3年生で33人程度の学級編成を実現。1クラスの授業を複数の教師で指導するチーム・ティーチング(TT)についても、小学校では国語、算数、理科、中学校では数学、理科、英語の3教科で体制を整えている。

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