修羅場サバイバル ~健康で文化的なクリエイターになるために~ (9) 生理前になるとイライラ、ぴりぴり?生理前症候群(PMS)はなぜ起こる
子宮頸がんワクチン、乳がんなどの話題から、女性特有の疾患について関心が高まる昨今ですが、月経前症候群(PMS)について、聞いたことがある人はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
女性特有の「生理」にまつわる体調・精神面の不調、ハードワークに陥りがちな女性クリエイターには身に覚えのある方も多いかもしれません。症状に見舞われる本人の創作が阻害され、さらには当事者だけでなく周辺にも影響を与えることもある「PMS」。いったいどんな特徴があり、どんな「治し方」があるのでしょうか。
この連載では、忙殺され身体を酷使しがちなクリエイターが「健康的に創り"続ける"」ための知識を公開。敷居が高いイメージになってしまった「健康」を広く手の届くものにすべく活動されている鍼灸師・若林理砂さんが、忙しいクリエイターにもできる「健康への第一歩」につながるエピソードを語ります。第9回は、「生理前症候群(PMS)」が起こる仕組みや実態、症状を和らげる方法について語っていただきました。
若林理砂
1976年生まれ。
鍼灸師・アシル治療室院長。高校卒業後に、鍼灸免許を取得し、エステサロンの併設鍼灸院で、技術を磨く。早稲田大学第二文学部卒。