くらし情報『仮想デスクトップの設計構築の落とし穴 (1) 仮想デスクトップの技術の歴史を振り返る』

2016年4月4日 11:43

仮想デスクトップの設計構築の落とし穴 (1) 仮想デスクトップの技術の歴史を振り返る

仮想デスクトップの設計構築の落とし穴 (1) 仮想デスクトップの技術の歴史を振り返る
Windowsで画面を転送利用できる「ターミナル サービス」(現在はリモート デスクトップ サービス) が 1998年に初めて実装されてから今年で18年たつが、現在でもさまざまな業務で画面転送型のシステムが使われている。

例えば、セキュリティの強化を目的としたネットワークの分離時に外部アクセスを行うアプリケーション (ブラウザやメーラー) を画面転送型で提供するほか、Microsoft Skypeなどに代表される音声や動画も利用可能なユニファイド・コミュニケーション系のアプリケーション、設計業務の集約や効率化を目的とした3D CADやCAEなどの従来パフォーマンスがネックとなりシステム化できなかった分野にまで画面転送型システムの利用も進んでいる。利用するロケーションに至っては、社内・国内支店にとどまらず外出先・出張先・海外拠点・自宅など、モバイルでも利用されている。

また、画面転送型のシステムも自社でハードウェア資産を持たなくても利用可能なAmazon Web Services、Microsoft Azure といったクラウドを利用したサービス展開まで行われるようになった。

本連載では、仮想デスクトップの歴史について、技術的およびその利用シナリオの変化を交えて説明した後、利用シナリオの変化に伴い変化を遂げてきた仮想デスクトップ実装のプロセスにおいて 、ユーザーが注意すべきポイントを解説していきたいと思う。

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