2016年5月27日 08:00
須賀健太21歳、「自信のなさ」が成長させた役者魂 - 「つらい思いが、良い作品を作る」
それも見ている側からすると新しい一面に思えました。
漫画原作がこれだけたくさんありますが、すごくやりたい作品、役でもあったし、舞台でもお芝居したかったというのはありました。自分の中では、「2.5次元なめんなよ」という気持ちもあって、勝負させてもらっています。
――特に『ハイキュー!!』では座長で、共演者の方からも頼れる座長だったとの評判でしたが。
座長だからという気構えは特になかったんです。でも、以前、明石家さんまさんと舞台『七人ぐらいの兵士』で共演させていただいたことがあって、そのとき、理想の座長像を見たんですね。周りを楽しませることに重きをおいていて、稽古場でのあり方みたいなものを見て憧れました。
また、舞台『鉈切り丸』で共演した森田剛さんは、袖から毎日でもお芝居を観ていたいくらいだったので、僕も芝居で現場をひっぱれたらとも思いました。
○自信がなくなるのは、良いこと
――そうやって芝居をつきつめるほどに、悔しい気持ちが出てくるということのことですが……。
年々、自分の芝居に自信がなくなっているというのがあって。でも、良いことかなとも思うんです。もっと吸収しないといけないし、最近はつらい思いをしただけ良い作品ができるという経験をしています。