くらし情報『宮藤官九郎、念願の企画実現で充実感「自分の第二章が始まる気がしている」『季節のない街』映像化を語る』

2023年8月8日 16:00

宮藤官九郎、念願の企画実現で充実感「自分の第二章が始まる気がしている」『季節のない街』映像化を語る

その勢いや熱やエネルギーが、僕らのようなエンタメに関わる人を惹きつけるんじゃないかと思うんです」と思いを巡らせる。

宮藤が、「季節のない街」を映像化するために欠かせないと思ったのは、その勢い。同時に「どうしたら、今やる意味があるものになるのか」と考え続けたという。「正直、難しいなと思いました。原作や『どですかでん』では、戦後バラックが並ぶ街が舞台なんです。今、バラックといわれても身近なものにはならないと思いました。とは言え架空の都市とか、突飛な設定でファンタジーにしてしまったら、今映像化する意味がないし…と考え続けて、本作では仮設住宅のある街を舞台にしました」と現代の設定として再構築するために、試行錯誤したと語る。

本作は“ナニ”から12年後の世界を描くが、“ナニ”には東日本大震災だけでなく日本各地で起きたさまざまな災害への思いが込められている。


「災害にあわれた当事者の人たちのことを考えたら、僕は普通に生活ができてしまっている。震災の話でさえ、どんな顔をして聞けばいいのかもわからなくて。でもそういう感覚って、口に出してはなかなか言えなくて。今回のドラマの中で、池松くん演じる半助にその想いを託しました。

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