舞台『千と千尋の神隠し』、ロンドン公演が想像以上の売れ行き SNS発信で新たな演劇ファンに期待
舞台『千と千尋の神隠し』の製作会見が2月29日に都内で行われ、ジョン・ケアード(翻案・演出)、今井麻緒子(共同翻案)、松岡宏泰(東宝 代表取締役社長)、イアン・ギリー(PWプロダクションズ 最高経営責任者)が登場した。
同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、2022年に世界初上演された。
○■舞台『千と千尋の神隠し』は「これまでのロンドンで記録にないほどのセールス」
イギリスのPWプロダクションズ 最高経営責任者であるイアン氏は「2年前、ジョン・ケアードさんにロンドンでお会いして、その時にこの作品の話をしていただきました。すぐに札幌に飛んで作品を拝見して、『これは絶対にロンドンに持ってこなければいけない』と思いました」と振り返る。「ロンドンのウエストエンドでも1番大きい劇場、ロンドンコロシアムを押さえまして、すでにこれまでのロンドンで記録にないほどのセールスになっています。