2024年5月2日 08:00
草なぎ剛「適当が一番」 経験重ねてたどり着いた境地 「ヴィンテージになりたい」という目標も告白
●「今の顔が一番好き」「味が出ていい感じになっている」
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』での羽鳥善一役が記憶に新しい俳優・草なぎ剛。5月17日には、寡黙で実直な武士を演じた主演映画『碁盤斬り』が公開を迎える。「僕の代表作になった」と胸を張る草なぎにインタビュー。本作での役作りや演じることへの思いを聞くとともに、経験を重ねてたどり着いた「適当が一番」という生き方に迫った。
○白石和彌監督との初タッグに安心感「慎吾ちゃんのおかげ」
『孤狼の血』などの白石和彌監督がメガホンをとった本作は、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が、武士としての誇りを賭け仇討ちに挑むリベンジ・エンタテイメント。冤罪に貶められた浪人・柳田格之進を草なぎ剛、格之進の一人娘・お絹を清原果耶が演じた。
白石監督とは今回が初タッグとなった草なぎ。格之進という役について監督と話し合うことはなかったものの、監督の中にある明確な格之進像を感じ取ることができたという。
「監督の中にはっきりとしたものがあって、僕なりにそれを感じ取って演じられたのかなと。当たり前ですけど台本にセリフが書いてあるので、それを言うという感じでやりました(笑)」