2012年5月16日 07:45
東急・西武・相鉄が設備投資計画発表 - 相互直通運転開始へ着々と準備進む
東京急行電鉄、西武鉄道、相鉄グループはこのほど、2012年度の設備投資計画を発表した。
東急と西武は相互直通運転開始に向けた改良工事が進められるほか、車両更新も実施。
相鉄でもJR東日本および東急との相互直通運転に向けた準備が進められる。
東急電鉄の鉄軌道事業設備投資計画の総額は483億円。
うち141億円が鉄道ネットワーク拡充に投資される。
東横線と副都心線との相互直通運転開始は本年度中に実現する予定で、これに合わせて特急・通勤特急・急行が10両編成での運転に。
現在は渋谷~代官山間地下化工事に加え、中目黒駅、学芸大学駅、自由が丘駅、田園調布駅、多摩川駅、武蔵小杉駅、日吉駅、綱島駅、菊名駅でホーム延伸工事が行われている。
また、安全対策とサービス向上への取組みとして、東横線の30両を「人と環境に優しい車両」がコンセプトの5000系に更新。
これにより、東急線全車両の約半数が環境配慮型車両となる。
東急電鉄はその他、大規模な地震に備えた駅・高架橋・トンネルの耐震補強工事、大井町線下神明駅や緑が丘駅の改良工事などが進められる。
東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始にともない、西武池袋線飯能駅から横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅までの電車も運転されることに。