2012年7月20日 13:46
意外においしい「ドリアン羊羹」、食後に胃からこみ上げる○○臭に悶絶
東南アジア名産の果物、ドリアン。
生産地では、旬ともなれば採れたてのドリアンが山積みされ、村はむせ返るような香気に包まれる。
しかしドリアンは「食べごろ」が短く、その見極めも難しい。
時機を逸してしまえば現地の人でも顔をしかめる臭気を放つ「はずれドリアン」になってしまう。
トゲトゲの豪快な姿と匂いから「果物の王様」と称されるドリアンは、誠にはかないフルーツなのだ。
そんなドリアンを長持ちさせるための工夫が加熱加工である。
ドリアンの果肉を鍋に入れ、弱火でじっくりと煎りつければクリーム色が栗色に、さらに茶色へと変わる。
火を通しつつ練り上げてペースト状になったものを棒状に固めれば、ドリアン保存食の完成。
この食品はインドネシアではドドル・ドリアン、タイでトゥリアン・クワンと呼ばれるが、日本人観光客は「ドリアン羊羹」と呼びならわしている。
東南アジアの珍奇な土産として話題になることが多いドリアン羊羹。
実際に賞味すべく、都内のタイ食材専門店で買い求めた。
大きさも形も、魚肉ソーセージそのままのドリアン羊羹は1個380円。
パッケージの英文によれば、匂いが薄い品種「モントーン」