2012年12月6日 11:11
食品表示に気をつけろ! (6) 「栄養機能食品」ではダイエットはできない!?
「栄養機能食品」と書かれた食品を、コンビニやドラッグストアで見かけことがあると思います。
手軽に栄養補給ができ、お菓子として食べられるようなおいしいものも多いです。
ですが、この「栄養」が何を指しているかご存じでしょうか?これは食品衛生法(飲食による危害の発生を防止するための法律)で、「ミネラル、ビタミンの補給を主な目的として定められた基準に従ってその栄養成分について機能の表示をしている食品」と定義されています。
つまり、対象となる栄養素をミネラルやビタミンに限定していることが特徴です。
また、その量については絶対量ではなく、上限値と下限値を設定しています。
写真の「クリーム玄米ブラン」を見ると、「カルシウム」と「鉄」について「個包装1袋あたりカルシウム238mg、鉄2.5mg」と書かれています。
今回のカルシウムと鉄についての栄養機能食品としての量的基準は、・カルシウム……210mg~600mg
・鉄……2.25mg~10mg
となり、その基準値を満たしているため栄養機能食品という表示ができるというわけです。
足りなくても多すぎても駄目で、仮にカルシウムが601mg以上入っていたとしても、「栄養機能食品」