【エンタメCOBS】年をとると筋肉痛になるのに時間がかかるってホント?
運動をした後、昔だったらすぐに筋肉痛になったのに、気がつけば翌々日に筋肉痛が起きた……。なんていう経験はありませんか?「年をとってしまったなぁ」なんて落ち込まないでください。
よく、「年をとると筋肉痛が遅く出る」といわれていますが、実はこの説、科学的には解明されていません。とはいうものの、「確かに昔より筋肉痛が出るのが遅くなった」と実感している人も多いはず……。その理由について考えてみました。
■「すぐに出る筋肉痛」と「遅れて出る筋肉痛」
筋肉痛には2種類あることをご存じですか?運動している最中に発生するのが「現発性筋肉痛」で、乳酸の蓄積が原因といわれており、焼けつくような痛みを感じることがあります。運動後数時間で蓄積された乳酸が代謝され、痛みはなくなります。
運動の数時間後から数日後に発生し、その後数日間続くのが「遅発性筋肉痛」です。
一般的に「筋肉痛」というとこの遅発性筋肉痛を指します。遅発性筋肉痛が発生するのは、筋肉が引き伸ばされる伸張性収縮運動をしたときだといわれています。急な坂道や長い階段を駆け降りると、その場ですぐにではなく、翌日や翌々日に太腿(ふともも)などに筋肉痛が発生しませんか?これが遅発性筋肉痛です。