――砂金掘りを始めてどのくらいたちましたか?
天野さんもう12年になりますかね。砂金掘りの趣味を始める人はいろいろなタイプがいます。鉱物好きなので始めた人、自然が好きで河川歩きなどから砂金掘りに入った人などが多いと思います。
――砂金掘りが好きな人は全国にいるんでしょうか?
天野さん全国におられます。湯之奥金山博物館が交流、情報交換の「ハブ」になっているようなところがあります。ただ、気を付けていただきたいのは、湯之奥金山博物館は金山衆の歴史資料館であって「砂金掘りの方法」を教える場所ではありません。
あくまでも資料館であり、スタッフも砂金のことはほとんど知らないので「砂金の掘り方」などを問い合わせないようにお願いいたします。
■砂金掘りの趣味はもうかりますか?
――みんなこれが聞きたいのだと思いますが、砂金掘りの趣味はもうかるものなのでしょうか?
天野さん正直に言いますが、もうからないですよ。
買った方が安くつくでしょうね。採算ベースに乗るんだったら企業がやってますよ(笑)。
――あの、天野さんは12年も砂金掘りをされていますが、今まで掘った金を一つの塊にしたりしないんですか?
天野さん皆さん誤解されているかもしれませんが、砂金というのは純金じゃないんですよ。