自分の「嫌だ」を大事にする。「LEBECCA boutique」赤澤えるが考える自分らしい装い
とかっていうものって、推すポイントもなくて店頭に残っちゃうんですよ。
もちろん、そればかりを基準にしてしまうと、私の場合は赤いワンピースばかりになってしまうし、背の高い子なら丈の長いものばかりになってしまうので、あくまで「極力」の話なんですけど。買い付けの段階からも「服を大切にしてほしい」という気持ちは変わりませんね。
■「自分の中で1番許せないこと」が1番の自分らしさになる
――現在はLEBECCA boutiqueの活動とは別に「えぶり号」というキャンピングカーで日本一周をされているんですよね。普段のお仕事をされながら全国を回るのって大変そうなイメージなのですが、どうして始めることにしたんですか?
服を含めてモノづくりに共通する話だと思うのですが、私は生産者に興味があるんです。「エブリデニム」の山脇・島田兄弟がしている旅はまさに生産者を訪ねて巡る旅なので、それを聞いたとき、迷わず「一緒に乗せて」と言いました。
車中泊をしているときは髪のセットも大変だし、冷房も効かないので地獄のような暑さだし、そういう意味でけっこう大変なんですけど、それを超える生産者の方との出会いがあるんですよ。