自分の「嫌だ」を大事にする。「LEBECCA boutique」赤澤えるが考える自分らしい装い
友達に「その服いいね」と言われたら、自分の仕事の話をするのが好きで。今は全くと言って良いほど穿かないですけど、そのころはデニムばかり穿いていたんですよ。こういうと「社畜」みたいに聞こえるかもしれませんが、私生活までどっぷり浸かるのが自分の仕事、という意識がありました。
1日や1週間のほとんどを仕事しながら過ごすわけじゃないですか。それが好きになれなかったら、しんどいなって。もちろん無理して好きになったわけではないんですが、その仕事に自然と染まれるほど好きになれたから今までやってこられたのかなって思ってます。
■「ファストファッションを良いとは思いません」
――今の会社に入ったのも、社長に声をかけられたことがきっかけでしたっけ?
はい。初めてお目にかかったとき、最初は誰かもわからずに話していました。
「ファストファッションについてどう思う?」って聞かれたとき、酔っていたこともあったんですけど「私は嫌いだし、買わないし、持っている人のこともいいと思わない。たとえば、earth music&ecologyとか超嫌いです」って言っちゃったんですよ。
そしたら、その人がearth music&ecologyを運営しているストライプインターナショナル(当時はクロスカンパニー)